植物由来のバイオマス材料を使用「環境保全をサポートするバイオマスハードコート」
ニデックでは、独自のコーティング技術で環境保全をサポートするための製品開発に取り組んでおります。
今回は、バイオマスハードコートをご紹介させていただきます。植物由来の資源（バイオマス）を使用することで、気候変動の原因である温室効果ガス（CO2）削減対策に繋がるハードコート剤です。
サステナブルな循環型社会に向けて、環境貢献製品をご検討される際のご参考にしていただければと存じます。 
1. CO2排出削減効果
- 植物由来のバイオマス材料を10%・30％使用したUV硬化型ハードコート剤。
- バイオマスハードコートを使用することで、製品ライフサイクル全体にてバイオマス未使用ハードコート剤使用時と比較し、10％・30%のCO2削減効果があります。
※バイオマス未使用のハードコート剤使用時と比較した場合
2. ラインアップと特性
柔軟性重視のバイオマス度10%ハードコートと、耐擦傷性重視のバイオマス度30%ハードコートの2製品をラインアップ。用途に応じてお選びいただけます。
| 柔軟性重視 | 耐擦傷性重視 | ||
| 項目 | 試験条件 | バイオマス度10％ ハードコート |
バイオマス度30％ ハードコート |
| バイオマス度 | - | 10％ バイオマスマーク取得済 |
30％ バイオマスマーク取得予定 |
| 透過率 | JIS K 7361-1（ヘイズメーター「日本電色工業製NDH5000」にて測定） | 91.2% | 91.5% |
| ヘイズ | JIS K 7136（ヘイズメーター「日本電色工業製NDH5000」にて測定） | 0.9% | 0.8% |
| 屈折率 | 反射率測定（オリンパス社製USPM-RUⅢ）から算出 | 1.51-1.52 | 1.51-1.52 |
| 密着性 | クロスハッチセロハンテープ剥離法 （3回） |
異常なし | 異常なし |
| 鉛筆硬度 | JIS K5600-5-4（荷重750 g） | F | H |
| 擦傷性 | スチールウール#0000, 1 kg荷重 | 3000往復 キズなし |
5000往復 キズなし |
| 接触角 | θ/2法による | 108°（水） | 108°（水） |
| 68°（オレイン酸） | 68°（オレイン酸） | ||
| 屈曲性 | マンドレル屈曲試験 外曲げ | Φ2 mm | Φ6 mm |
| マンドレル屈曲試験 内曲げ | Φ2 mm | Φ2 mm |
塗工基材：PETフィルム 50 μm
塗工方法：バーコーター、膜厚約5 μm
乾燥条件：70°C-1 min
硬化条件：高圧水銀ランプ 80 W/cm、積算光量 900 mJ/cm2
※ 特性は参考値であり、保証値ではありません
製品詳細
3. 用途例
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4. お問合せ
今回ご紹介させていただいたバイオマスハードコートや、その他環境に貢献するコーティング製品について、ご要望やご相談などございましたら、お気軽にお問合せください。弊社で検討の上、ご要望に適したご提案をさせていただきます。
※全ての画像はイメージです。
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