✔ディスプレイ画像や映像を格段に見やすくする
前面板や前面フィルムに光の表面反射を低減するコーティング加工を施すことで、ディスプレイの透過率(光量)を向上。黒色もより締まり、各段に違う「見やすさ」を実現します。
ニデックは、光学技術と電子技術を融合した眼科医療機器の開発・製造・販売をはじめ、レンズや光学部品フィルター類のコーティング加工、人工視覚の開発など、「医療」「眼鏡機器」「コーティング」の3つの分野を軸に事業展開しています。
コート事業部では、反射防止膜(ARコート)、ハードコート、防汚コートに関する技術を提供。「目に見える光」はもちろん、「目に見えない光」までを自在に操る薄膜コーティング技術で、製品に新たな価値を与えることに努めています。
とりわけ反射防止膜は、創業以来50年にわたり培ってきた真空蒸着技術により、眼鏡レンズへのコーティングから液晶ディスプレイ用フィルム、車載用メーターパネル等のコーティングまで、幅広い業界へ対応。品質の高い製品を生み出す充実の生産設備を所有し、加工の良品率は99%以上を実現しています。
コーティングは、光学材料などへの反射防止や、特定波長だけを透過・反射させる“光を操る薄膜技術”です。メガネレンズや液晶ディスプレイの表面コーティングをはじめ、情報通信・自動車・医療など、多彩な分野で活用されています。
高精度な眼科向けの手術装置、レーザー機器、検査診断装置などの開発・製造・販売を総合的に行っています。近年では、活躍の場を健診分野にも広げるなど、医療現場のニーズに幅広く応えています。
視力測定、レンズ測定、レンズ加工といったメガネづくりの全工程を支えているのは、ニデックの“確かな技術”です。省スペース化、作業の効率化を実現し、見える喜び、かける喜びを感じていただくお手伝いをしています。
前面板や前面フィルムに光の表面反射を低減するコーティング加工を施すことで、ディスプレイの透過率(光量)を向上。黒色もより締まり、各段に違う「見やすさ」を実現します。
光源ランプの前面を加工することにより、光源の透過率(光量)が向上するとともに、省エネ効果も期待できます。
センサー波長のARコートを行うことで、センサー感度もアップします。
表面硬度を高めるハードコート加工により、プラスチックを保護し、商品をキズから守ります。
キズが入りにくいので、外観デザインを損なう心配もありません。装飾なども美しい状態を長く保て、製品価値の向上につながります。
キズによるセンサー誤動作も減ります。これまで内部部品でしか使用できなかったプラスチックも、表面で使用できるようになります。
水や油性マジックをはじく防汚加工も可能です。表面が滑りやすくなることで、汚れが付着しにくく、拭き取りやすくなります。
お客様の様々なニーズにお応えするため、ニデックでは個別設計の受注や量産にも対応した多様なコーティング製品を用意しています。
一例を挙げると、反射防止膜(ARコート)では、真空蒸着技術による反射防止コート「Lequa-Dry(レクアドライ)」やダイコートによる反射防止膜「Lequa-Wet(レクアウェット)」、ハードコートでは、自社開発製品のUV硬化剤「Acier(アシェル)」や「Preveil(プリベール)」をはじめ、多様なコーティング剤を用意。 物性など各種条件に適した製品と、長年培ってきた技術を活用し、様々な製品への加工に応じます。
コーティング加工を行うニデックの工場には、大型サイズや量産品にも対応できる多様な設備を完備しています。
ARコート加工では、自社開発装置を含む15台の大型連続式真空蒸着装置を所有しております。またハードコートでは、大型ディップコーターやダイコーターにより、1mサイズの加工にも対応できます。これらの加工や検査は、クラス3,000以下(実測100~500程度)のクリーンルームで実施し、高品質の加工ができる体制を整えています。工場見学も随時実施していますので、生産体制や技術を確認されたい方など、お気軽にお問い合わせください。
医療・眼鏡機器の分野で半世紀以上にわたり培った技術とノウハウ、そして確かな品質をもとに、部材調達から完成品の供給まで一貫した受託サービスにも対応しています。部材はお客様からの支給品だけではなく、ご要望をヒアリングした上で、これまでの実績から製品や用途にあった材料をご提案することも可能です。物性など各種条件に適した材料を当社が専門メーカーより仕入れて、表面処理加工をいたします。
また、協力会社との連携により印刷や切削、貼合、組立といった後工程にも対応しており、完成品の納品まで一貫してサポートすることも可能です。
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