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コーティング豆知識

395-650 nmの反射を低減し透過率を上げるAR

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395-650 nmの反射を低減し透過率を上げるAR
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ARコート技術は光の反射防止のほか、特定の光の波長の透過率を増やすことにも利用されていることをご存知でしょうか。
今回は特殊スキャナーなどで使用される、395-650 nmの光の反射を抑え、透過率を上げることを目的とした、機能性材料(プラスチックシート)へのARコートをカスタムした事例をご紹介させていただきます。
光学用途の樹脂板(プラスチックシート)をご検討される際のご参考にしていただければと存じます。


1. こんなところで使われます

395-650 nmの反射を低減し、透過率を上げる光学用途の樹脂板(プラスチックシート)の使用例をご紹介いたします。

  • 特殊スキャナー
  • 各種カバー
特殊スキャナー
特殊スキャナー 各種カバー

2. 特徴

395-650 nmの反射低減・透過率UP

機能性材料両面に395-650 nmの反射を低減し透過率を上げるカスタムコート(395-650 nmAR)をすることで、特殊スキャナーなどで使用される波長帯395-650 nmの透過率を上げます。

395-650 nmARコートの反射率特性 395-650 nmARの反射率特性

※395-650 nmの他、ご要望に応じて特定の波長の反射低減・透過UPを目的としたカスタムコート対応が可能です。

紫外域を透過するPMMA シート

395 nm付近でも透過率が高い紫外域を透過するPMMAシートを機能性材料と使用します。



3. 構成・光学特性

395-650 nmの反射を低減し透過率を上げるカスタムコートと、機能性材料(紫外域透過PMMAシート)の組み合わせによる構成・光学特性は以下となります。

カスタムコート 光学特性
機能性材料
395-650 nm紫外域透過PMMA 構成 395-650 nm紫外域透過PMMA 光学特性
※光学特性は、2mm厚の基材(ハードコート付きPMMA)へカスタムコートして測定した実測値となります。
 参考値であり、保証値ではありません。

 



4. お問合せ

今回ご紹介させていただいた、395-650 nmの反射を低減し透過率を上げるカスタムコートと機能性材料の組み合わせ以外にも、ご要望・用途に応じてカスタムコートと機能性材料を適切に組み合わせる事で、様々な樹脂板(プラスチックシート)製品をご提案させていただきます。
以下の豆知識でも、多様な事例を掲載しております。ご参照ください。

SWIR(短波赤外域)1550 nmの透過率を上げるAR
センサー波長帯635-690 nmの透過率を上げるAR


カスタムコートと機能性材料について、ご要望やご相談などございましたらお気軽にお問合せください。
弊社で検討の上、ご要望に適したご提案をさせていただきます。


※全ての画像はイメージです。

関連リンク

カスタムコート製品16選
ARコートとは?
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