機能性材料へのカスタムコート製品 16選

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目次

光学用途の樹脂板(プラスチックシート)において、要求される機能、特性は様々です。一般的な透明なアクリルシートに対して、「可視域の反射率を下げたい」「近赤外域の透過率を上げたい」「可視域をカットしたい」など、様々なお問い合わせを頂きます。中には「この可視域をカットされたシートに対して、近赤外域の透過率上げたい」など、指定の機能性材料(プラスチックシート)に対するカスタムコート(機能膜)の要望もあります。
ここでは、このようなお問い合わせの回答として、各種機能性材料へカスタムコートしたプラスチックシート製品についてお伝えしていきます。
光学用途の樹脂板(プラスチックシート)をご検討される場合のご参考にしていただければと存じます。


1. 機能性材料へのカスタムコート製品例

各種用途・ご要望に対して、機能性材料とカスタムコートを組み合わせた16種類の製品例をご紹介します。

No. 用途  カスタムコート 光学特性  特徴 
機能性材料
1 ・可視域の反射低減
・可視域の透過UP
2 ・可視域の反射低減
・可視域の透過UP
・ARの耐久性UP
3 ・AG機能付与
(低スパークリング)
・可視域の反射低減
・ARの耐久性UP
4 ・AG機能付与
(低スパークリング)
・可視域50%透過
・可視域の反射低減
・ARの耐久性UP
5 ・670 nm以上透過
・近赤外域NIR
(850 nm)の透過UP
6 ・730 nm以上透過
・近赤外域NIR
(850 nm)の透過UP
7 ・760 nm以上透過
・近赤外域NIR
(850 nm)の透過UP
8 ・可視域~近赤外域の
 反射低減、透過UP
9 ・赤色基材①
(560 nm以上透過)
・センサー波長帯域
 635~690 nm透過UP
10 ・赤色基材②
(575 nm以上透過)
・センサー波長帯域
 635~690 nm透過UP
11 ・赤色基材③
(580 nm以上透過)
・センサー波長帯域
 635~690 nm透過UP
12 ・810 nm以上透過
・短波赤外域SWIR
1550 nm)の透過UP
13 ・860 nm以上透過
・短波赤外域SWIR
1550 nm)の透過UP
14 ・紫外域透過
・395~650 nmの
 反射低減、透過UP
15 ・近赤外NIRカット
・可視域低反射+
 近赤外域増反射
16 ・表面ハーフミラー/
 裏面AR(2重像低減)構成
・ハーフミラー/ARの
 耐久性UP
※光学特性は、2mm厚の基材(ハードコート付きPMMA)へカスタムコートして測定した実測値となります。
 参考値であり、保証値ではありません。
 

2. お問合せ

上記のように、ご要望・用途に対して、機能性材料とカスタムコートを適切に組み合わせる事により、様々な樹脂板(プラスチックシート)の製品をご提案できます。機能性材料とカスタムコートについて、ご要望、ご興味、また、ご不明な点等ありましたら、以下のお問い合わせフォームより、お気軽にお問合せください。弊社で検討の上、ご要望に適したご提案をさせていただきます。

お問合せフォームへ


※全ての画像はイメージです。

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