光の反射防止に用いられるARコート技術(多層膜コート)は、膜構成を検討することで、光の反射防止に加え、特定の光の波長をカット(反射)することも可能となります。
今回はNIR(近赤外域)をカット(反射)し、可視域の透過率を上げることを目的とした、機能性材料(プラスチックシート)へのARコートをカスタムした事例をご紹介させていただきます。
高温化対策としてHUD防塵カバーなど、各種カバーをご検討される際のご参考にしていただければと存じます。
NIR(近赤外域)をカット(反射)し、可視域の透過率を上げる光学用途の樹脂板(プラスチックシート)の使用例をご紹介いたします。
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機能性材料の片面にホットミラーコートをすることで、NIR(近赤外域)をカット(反射)します。
ホットミラーコートの反射率特性
機能性材料のもう片面にハイグレードARコートをすることで、可視域の反射を低減し、透過率を上げます。
ハイグレードARコート 従来ARコートよりも耐光性・耐塩水性を向上した高耐久のARコート
ハイグレードAR コートの反射率特性
高い透明性と耐候性を兼ね備えたアクリル樹脂を機能性材料として使用します。
NIR(近赤外域)をカット(反射)し、可視域の透過率を上げるカスタムコートと、機能性材料(透明PMMAシート)の組み合わせによる構成・光学特性は以下となります。
| カスタムコート | 光学特性 |
| 機能性材料 | |
※全ての画像はイメージです。