センサー波長帯 635-690 nmの透過率を上げるAR

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ARコート 
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ARコート技術は光の反射防止のほか、特定の光の波長の透過率を増やすことにも利用されていることをご存知でしょうか。
今回はバーコードリーダーなどで使用される、センサー波長帯 635-690 nmの光の反射を抑え、透過率を上げることを目的とした、機能性材料(プラスチックシート)へのARコートをカスタムした事例をご紹介させていただきます。
光学用途の樹脂板(プラスチックシート)をご検討される際のご参考にしていただければと存じます。


1. こんなところで使われます

センサー波長帯 635-690 nmの反射率を低減し、透過率を上げる光学用途の樹脂板(プラスチックシート)の使用例をご紹介いたします。

  • バーコードリーダー
  • 各種センサー

2. 特徴

センサー波長帯 635-690 nm の透過率UP

機能性材料両面に635-690 nmの透過率を上げるカスタムコート(635-690 nmARコート)をすることで、バーコードリーダーなどで使用されるセンサー波長帯 635-690 nmの透過率を上げます。

635-690 nmARの反射率特性

※センサー波長帯 635-690 nmの他、ご要望に応じて特定の波長の反射低減・透過UPを目的としたカスタムコート対応が可能です。

560・575・580 nm 以上を透過する赤色PMMA シート

赤色PMMAシートを機能性材料として使用し、透過させたい波長を3パターンより選択できます。

赤色PMMAシートの透過率特性



3. 構成・光学特性

センサー波長帯 635-690 nmの透過率を上げるカスタムコートと、機能性材料(560・575・580 nm以上いずれか透過の赤色PMMAシート)の組み合わせによる構成・光学特性は以下となります。

カスタムコート 光学特性
機能性材料
※光学特性は、2mm厚の基材(ハードコート付きPMMA)へカスタムコートして測定した実測値となります。
 参考値であり、保証値ではありません。

 



4. お問合せ

今回ご紹介させていただいた、センサー波長帯 635-690 nmの反射率を低減し、透過率を上げるカスタムコートと機能性材料の組み合わせ以外にも、ご要望・用途に応じてカスタムコートと機能性材料を適切に組み合わせる事で、様々な樹脂板(プラスチックシート)製品をご提案させていただきます。
以下の豆知識でも、多様な事例を掲載しております。ご参照ください。


カスタムコートと機能性材料について、ご要望やご相談などございましたらお気軽にお問合せください。
弊社で検討の上、ご要望に適したご提案をさせていただきます。

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※全ての画像はイメージです。

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