ハーフミラーは、いわゆるマジックミラーに使用されているコーティングですが、その反射率、透過率を制御することで、プロンプターや3Dディスプレイ(ハーフミラー合成式)、スマートミラーなど様々な製品に応用されています。
最近、このハーフミラーについてお問合せやご要望が増えてきておりますので、今回は改めて、ハーフミラーについて解説させていただきます。
ハーフミラーをご検討の際のご参考にしていただければと思います。
ハーフミラーとは、光が透過せずに反射のみであるミラー(鏡)ではなく、一部の光が透過し、一部の光を反射するミラーのことを指します。
ハーフミラーは、反射率、透過率を制御することで、マジックミラー、プロンプター、HUDやスマートミラーから光学部品まで様々な製品に使用されています。
また、ハーフミラーは、以下の「誘電体ミラー」と「金属ミラー」の大きく2つの種類があり、用途、要望に合わせて選択され、使用されています。
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ニデックでは、主に誘電体ミラーの加工を行っていますが、その特長について詳しく解説します。
金属ミラーは、金属膜自体に吸収があり透過率が低いが、誘電体ミラーは、可視域の吸収がなく、光量ロスも少なく透過率も高い。 また、光学設計も容易。 |
金属ミラーは、一般的に電磁波を吸収、反射し、通信障害が発生する場合があるが、 |
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誘電体の多層コートにより、装飾コートとしても活用でき、角度依存性を利用して特徴のある表面(カラー)にすることが可能。 |
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各種用途・ご要望に対して、反射率、透過率を制御したハーフミラーの活用例をご紹介します。
反射率 | 活用例 | 光学特性(反射率) | ポイント |
30~50% |
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20~50% |
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10~50% |
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ハーフミラー(誘電体ミラー)について、ご要望やご相談などございましたら、お問合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。弊社で検討の上、ご要望に適したご提案をさせていただきます。
※全ての画像はイメージです。