家電製品の筐体や車載内装部品、各種装置の操作部など、人が直接触れるプラスチック部品では、見た目だけでなく触り心地も製品の印象を左右します。
触感AGコートは、ツルツルとしたプラスチック表面に、サラサラとした手触りとマットな外観を付与する表面処理です。
一般的なクリアハードコートは表面が平滑なため、指で触れるとツルツルとした感触になります。一方、触感AGコートは、塗膜表面に微細な凹凸を形成します。この表面形状の違いによって、指と表面の接触状態が変わり、平滑面とは異なるサラサラとした触り心地が生まれます。
このサラサラとした手触りには、表面の微細な凹凸に加え、触感AGコートの防汚性(撥水性)も関係します。人の指先には汗などの水分が付着していますが、撥水性の高い表面では水分が広がりにくく、指と表面の密着が抑えられます。その結果、指が表面に吸い付くような感覚が軽減され、サラサラとした手触りにつながります。
さらに、表面の微細な凹凸によって光がさまざまな方向へ拡散され、プラスチック表面の光沢や映り込みを抑えます。触感AGコートは、触り心地と外観の両方を変えられる表面処理です。
ニデックの触感AGコートは、サラサラとした手触りとマットな外観のほか、ハードコートの基本性能である表面保護機能も備えています。
触感AGコートに用いるハードコート剤としては、「Acier AG(アシェル AG)」をラインアップしています。
触感AGコートを施すことで、一般的な平滑面とは異なる、サラサラとした手触りに仕上がります。
プラスチックの材質を変更することなく、コーティングによって表面の手触りを変えられるため、筐体や操作部など、人が直接触れる部分に使用されています。
触感AGコートの表面に形成された微細な凹凸によって光が拡散され、プラスチック表面の光沢を抑えたマットな外観に仕上がります。
サラサラとした手触りだけでなく、落ち着きのある外観を付与できるため、製品デザインの幅を広げます。
人が直接触れる部分には、日常的な使用に耐えられる表面硬度が求められます。
ハードコートタイプの触感AGコートは、PMMA基材上で鉛筆硬度6Hを実現し、プラスチック表面を保護します。
マットな表面に仕上げることで、ツルツルとした光沢面に比べ、指紋や皮脂汚れを目立ちにくくできます。
| 項目 | 試験条件 | 結果 |
| 光沢度 | グロスチェッカー(堀場製作所G-331)にて測定(測定角60°) | 3~90 *1 |
| 密着性 | クロスハッチセロハンテープ剥離法(3回) | 異常なし |
| 鉛筆硬度 | JIS K5600-5-4(荷重750 g) | 6H |
| 接触角 | θ/2法による | 95~100°(水) |
| 50~60°(オレイン酸) |
触感AGコートは、筐体や操作部など、人が直接触れるプラスチック部品への活用が考えられます。
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・アクリルキーホルダー、アクリルスタンド |
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触感AGコートについて、ご要望やご相談などございましたら、お気軽にお問合せください。
ご相談内容を踏まえ、最適なご提案をいたします。
触感AGに加え、抗菌性などの機能の付与についてもお気軽にご相談ください。
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